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スティーズ A TW フレーム歪み問題に直面した件

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高剛性化するため、メインハウジングとサイドプレートもアルミニウム素材を採用したA TW。リールの重さもSTEEZ SV TWと比べて30gも重くしたのに・・・・

ロッドに乗せてサイドプレートを外そうとすると・・・外れない!!!

僕もそんな事象に直面しましたので、紹介しておこうと思います。

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サイドプレート外れない事件発生

僕の現在愛用しているクランキンロッドはレジットデザインのピュアグラスロッドWSC-G62L、これにSTEEZ A TW乗せました。

これで、最強コンビの誕生だと非常に満足しておりました。

ただ、一点リールをロッドにセットした際、違和感がありました。スクリューナットを締め込む際、なんだかナットの回せる量が多いような感じがしました。

嫌な予感がしてサイドカバーを外そうとすると、見事外れません。

あかーん。

原因の究明

とりあえず原因の究明が最優先です。

これは不具合なのか?許容範囲なのか?

不具合であれば、機械要素に著しくダメージを与え想定以上に寿命短くする恐れがあるため、これが解明できない限り(自分の中で消化できない限り)、使い込むことはできません。

他のロッドに装着したらサイドプレートは外れるか?

とりあえず手持ちのロッドでサイドプレートの着脱可否を確認し、原因の切り分けを行いました。対象が少ないですが結果は下記。

ダイワ 19年製 ブレイゾン 着脱可能

ダイワ 14年製 ブラックレーベル+ 着脱不可

シマノ 19年製 スコーピオン 着脱可能

レジットデザイン  16年製 ワイルドサイド 着脱不可

という結果になりました。

どうやらリールシートの相性の良し悪しで着脱の可否が決まることが判りました。

どのパーツが変形したのか?

サイドプレートが外れない、これは即ちロッドのスクリューナットの締め込みにより外力(軸力)がリールに加わり変形を起こしたと考えられます。

では、リールのどこのパーツが変形を起こしたか?

これは外力を直接受けるメインハウジング部だと考えられます。

どの部分が干渉するのか?

リールフット部が受けた力がメインハウジングを変形させサイドカバーを着脱不可能にさせていると考え、サイドカバーのどの部分が干渉して着脱不可能にさせているのか確認しました。

画像のセットプレートとハウンジグのインロー部で干渉していることを確認しました。

スプールは正常に回転するか?

ロッドのスクリューナットをガチガチに締め込んでリールを装着した状態とリールをロッドから外した状態で、スプールの回転に差が出るのかを確認しました。

結果、特に回転の差は見られませんでした。

結果と考察

ロッドのリールシートの相性によって、サイドプレートの着脱可否が判明しました。

着脱が出来ない原因はメインハウジングの変形がセットプレートの嵌合部にまで影響を及ぼしセットプレートと接触していることが原因と考えられます。

しかしながら、スプールはメインハウジングの変形の有無に関わらず問題無く回転することが確認できました。

要するに、メインハウジングとセットプレートは一体として考えて設計されておりハウジングが変形してもセットプレートで変形を抑制する様な設計思想だと考えられ、嵌合部のクリアランス(スキマ)もスプールの回転に影響が出ない程の小さなクリアランスを狙って設計していると考えられます。そのため、サイドプレートが取り外せないといった不具合のような事象が発生したのではないかと考えられます。

結論としてはそのまま使っても問題はなさそうですが、使い終わったらロッドからリールは外した方が良さそう。といったところでしょうか。。。

まとめ

説明書を読む限り”リールをロッドに装着したままサイドプレートを取り外さないこと”の様な注意事項が記載されていないため、結局のところエラー(不具合)事象として扱われても仕方ないのかなぁという気はします。

折角良いリールを出しても、変なところを隠すとSTEEZどころかダイワ自体のブランド名を汚すことになるのでは?と思ってしまいます。

で、CTを出してメインフレーム強度アップしてたらと・・・変に勘ぐってしまいます。

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