こんにちわボトムノックです。
そういえば、SLX DC XTを使ってみて感じた違和感がブレーキ以外にもう一点ありました。
SLXのインプレ記事では特に触れていないんですが、なんか巻きが重いなと感じていました。
たぶん、ハンドルノブにベアリングが入ってないんやろなーと思っていたら、どうやらドライブギヤの支持部分にベアリング入ってないんですね。
分解してみると・・・
まさかの樹脂カラー。
そりゃ、巻きも重いわ。
ということで、SLX DC XTのフルベアリング化を実施しました。
SLX DC XTのフルベアリング化
ベアリング追加方法は簡単ではないので動画を参考してもらうのが良いかなと思います。
・・・すいません。
ホントはグリスまみれになった手で写真を撮るのが面倒くさかっただけです。
ドライバーやらEリングを外すためのマイナスドライバーなんかがちゃんと準備されていれば、リールを分解したことがある人であれば20〜30分程度で終わります。
あと、分解したついでドライブギヤの歯にグリスが適当に塗られているのでお好みでグリスをちゃんと塗布するとリールが長持ちすると思います。
準備するベアリング
画像のベアリングが今回SLX DC XTに仕様できるベアリングとなります。
ベアリングの型番なんですが、
画像に写っている小さい方のベアリングが DDL-740ZZ
外型寸法が 内径4mm 外形7mm 幅2.5mmとなります。
こちらはハンドルノブとウォームシャフトに使用します。
次に、画像に写っている大きい方のベアリングが950Z Z
外型寸法が内径5mm 外形9mm 幅3mmと同寸法の
ISC製 高耐食ベアリング SMR95A5-H-X1ZZ です。
こちらはハンドルシャフトに使用します。
追加するベアリングなんですが、安価な物でも構いません。
ただ、今回はハンドルシャフト用だけ錆びにくいキャストップというベアリングに変更しています。錆びた時、後々替えるのが非常に面倒臭いというのと、通常のステンレス製ベアリングに対して耐過重性能が若干UPしているかもしれないという理由からです。
詳細は色々端折りますが、興味のある方はNSK キャストップで検索して評価データをみると なるほどー となると思います。
使ってみた。
早速使ってみました。
・・・!
巻き心地が・・・劇的に改善されました!!!
正直な話、フィールドで
うわ。 すっっっご、これヤバいわ・・・・ヤバいヤバい。
って、ずっと呟くぐらい巻き心地が良かったです。
どれくらい改善されたかというと、例えるなら・・・
え?メタニウムより良くない?ってレベルで改善されます。
まとめ
ベアリング追加ですが、するべきかなと思います。
折角マイクロモジュールギアを採用しているのに、ハンドルシャフトの軸受部分が樹脂カラーだと、完全に巻き心地の良さというメリットをスポイルさせてしまっているような気がします。
あと、ハンドルノブも巻きが軽くなるのでベアリングを追加した方が良いです。
ウォームシャフトは正直どっちでも良いです。今回はたまたまリールを分解する用事があったのでついでに入れただけです。笑
最後に、ベリアング追加は有効なカスタムですが、リールの分解、改造は自己責任にてお願いいたします。
以上、ありがとうございました。