アングラーなら誰もが憧れるハイエンド円形リール、クランクベイトを巻いたその瞬間からアングラーを魅了してしまう気を失うほどの滑らかな巻心地と圧倒的な巻感度。
美しく金色に輝くボディと他のリールメーカーでは実現が困難なほど精密に作り上げられた重厚で繊細なギヤ。
全てのスペックがさらに磨きがかかり他の追随を許すことのない不動の地位を獲得したと言っても過言ではないシマノのフラッグシップモデル NEWカルカッタコンクエスト。
えー。前置きはこんな感じでいいでしょうか。
ということで。
カルカッタコンクエストを購入してザックリ1シーズン使用してみましたので、そこら辺のインプレと、あと、あーこれはアカンなーと思ったことがあったので一応紹介したいと思います。
インプレ
インプレはいろんな方が動画やブログで仰っていることと同じ意見です。
軽いルアーでも低弾道で気持ちよく飛んでいきますし、最後の伸び感的なアレで飛んだ気になります。
僕が気持ちよく使えると思うルアーウェイトは7g~14gぐらいで、特にタイニークランクやフラットサイドクランクなんかの7gぐらいのルアーはめちゃくちゃ扱いやすく狙ったポイントに非常にアプローチしやすいと感じました。特にメガバスのLBOシステムを搭載したZ1、Z2との相性は別格です。
あと3/8oz(10g)ぐらいのクランクはキャストフィーリングが異次元に気持ちイイです。ルアースッコーーーーんと吹き飛んでいきます。
それ以上というか14g~21gは 21 カルコン200の方が扱いやすいと思います。
また使うロッドのロッドパワーはMLがベストだと感じました。ロッドパワーMだとパワーバンドの上の方が気持ち扱いづらい感じです。
ラインキャパが少ないのもあるんですけどスプール径が小さいので小型のクランクベイトなんかが非常に扱いやすいリールだと思います。
良いリール過ぎて悪い点が見つからないですし、このリールはたぶん20年使っても性能は錆びないと感じます。
タックルセッティング
現状のタックルセッティングはポイズンアドレナの166ML-Gというロッド、ラインはサンヨーナイロンのGT-R SUPER 10lbで1/4ozをメインウェイトとして3/16ozと3/8ozを補助的に使っていく感じのライト寄りなセッティングで使っています。
このアドレナとカルコンとの相性は抜群でボトムやウィードのタッチ感やルアーのアクションの大きさ、そしてバスの掛け感、全てが今までに感じたことのないフィーリングを実現していると感じます。
僕は釣行でこのタックルを使う度、深くため息を漏らし昇天しているほど気に入っています。
あーこれはアカンなーと思ったこと
めちゃくちゃ良いリールです。これは間違い無いです。
ただ一点心配事があるんです。
・・・アルデバラン出たらどうなんの?
ってところです。
今でこそ現行アルデバランはマイクロモジュールを採用して無いですし、スプールはMGLです。
もし、アルデバランがフルモデルチェンジしてスプールが MGL 3、ギヤにマイクロモジュールを採用してスプール径は33mmぐらいのフィネスバーサタイル的な感じで売り出そうってなった場合、21カルコンのセールスポイントをスポイルさせてしまいそうな感じがするんですよね。
これなんでかって言うと、そもそもタイニークランクって巻抵抗が小さいんで剛性の高い円形リールでは無くても特に不便無く扱えちゃうんですよね。扱うルアーが軽ければ絶対に軽いタックルの方がキャストやロッドコントロールの扱いが楽なんです。
(要はタックルが軽いとアングラーが疲れないのでキャスト数を増やすことができる、キャストが増えればバスが釣れる可能性が高くなるってことで僕的には軽いは正義になると思うんです。)
もし、新型アルデバランが出たら性能の差は大きいと思いますがスペック的に差別化ができてないんで(扱うルアーが軽い場合に限りますが・・・)、タイニークランクはアルデバラン使っちゃうやろなーという心配。
そうした時、1/2ozクラスのクランクベイトで使えるかって言うと・・・問題無く使えると思いますがスプール径が小さいので飛距離の面で不満は残るんやろなとも思います。
そんなことを考えると、20年付き合えるリールではあるんですがアルデバランとその座を奪い合うかもしれないと思うとそれはアカンやろと少し複雑な気分になるのです。
まとめ
んー。良いリールですねぇ。
クランクベイトの中でも最も使われているルアーウェイト1/4~3/8ozのボリュームゾーンにバチッとハマった仕様になっています。
MLロッドと組み合わせれば最高に使いやすいクランクベイトタックルになると思います。
タイニークランクやシャロークランクを巻くならカルカッタ最高かなと思います。
以上、ありがとうございました。