今回は、2026年にダイワから待望のリリースとなった大注目機種、『26 ジリオン TW 150』のインプレッションをお届けします。
僕が今回購入したのは、エクストラハイギア・右巻きの「150XH(ギア比8.4)」モデルです。普段から左投げ・右巻きのちょっと珍しいスタイルを貫く僕にとって、手返しの良さとジャーク後のルアー回収速度は生命線。このモデルはシマノで言えば200番台に相当するサイズ感で、ナイロンやフロロの20lbが100mきっちり巻けるという、太糸・ヘビールアー特化型の非常に頼もしいリールです。
今回このリールを導入した最大の目的は「2オンスクラスのビッグベイトにドンピシャなリールサイズ」を求めてのことでした。まずは、ダイワ公式ホームページのデータをもとに、僕が愛用している150XHの基本スペックをおさらいしておきましょう。
【ダイワ公式】26 ジリオン TW 150XH スペック表

| 項目 | スペック |
| 品名 | 26 ジリオン TW 150XH |
| ギア比 | 8.4 |
| 巻取り長さ | 94cm / ハンドル1回転 |
| 自重 | 215g |
| 最大ドラグ力 | 5.5kg |
| 標準巻糸量 (フロロ) | 16lb-125m / 20lb-100m |
| 標準巻糸量 (PE) | 2号-230m / 3号-150m |
| スプール寸法 | 径36mm / 幅24mm (G1ジュラルミン製 MAG-Z BOOST) |
| ハンドル長さ | 95mm |
| ベアリング (ボール/ローラー) | 8 / 1 |
今回はナイロン20lbを巻き、下は10gクラスから上はビッグベイトまで、実際にフィールドでガッツリ使い込んできました。
結論から言うと、「買わない理由が見つからない、バーサタイルリールの最高傑作」です。
1. ビッグベイト(2〜3oz)のキャストと操作性が異次元

まずはメインとなるビッグベイトのフィーリングから。
2オンス、さらには3オンスクラスまで全く問題なく、余裕で快適に振り抜けます。
ハンドル1回転94cmというエクストラハイギアの恩恵が操作面にダイレクトに表れており、リーリングでの緩急(ストップ&ゴー)が非常に付けやすい。
リーリングジャークでもルアーの姿勢を崩さず、極めて綺麗なアクションを引き出せます。
また、ロッドでのジャーキングやトゥイッチングを行った後のスラックラインの回収スピードがとにかく速く、アングラー側の負担が激減しているのを感じました。
2. 空気抵抗を無視するスプールの追従性(1/2ozチャターベイト)

次に1/2ozクラスのチャターベイト(やラバージグ)をキャストしてみました。
ここで驚いたのが「失速しない飛距離」です。
チャターやラバージグはシリコンスカートが大きな空気抵抗になり、どうしても空中でルアーが失速して飛距離が落ちやすいですよね。
しかし、ルアー自体が空気抵抗で減速しても、φ36mmのMAG-Z BOOSTスプールの回転がその減速にピタッと追従してくれるんです。
結果として、バックラッシュの不安が一切ないまま、驚くほど飛距離が伸びていきます。このキャストフィールは本当に快適そのものでした。
3. エクストラハイギアの常識を覆す「圧倒的な巻き上げトルク」

今回、この26ジリオンTW 150を使ってみて一番感動したのが「トルク」です。
エクストラハイギア(8.4)で引き抵抗の強い巻物(チャターなど)を扱うと、どうしても巻き重りが発生し、手首への負担から疲れやすくなるのが今までの常識でした。
しかし、このジリオンは全く違います。信じられないほどトルクフルなんです。
ハイギアゆえにルアーからの振動や水中の情報は極めてクリアに伝達されるのに、巻き心地そのものは非常に軽く、ギアノイズが一切ありません。「どれだけ巻いても全く疲れない」という、物理の法則を疑うような圧倒的なリーリングトルクを備えています。
4. 軽量ルアーへの対応力(10gクラス)

「上」が強いのは分かりましたが、では「下」はどこまで投げられるのか?
試しに5gのシンカー+5g程度のワーム(トータル10g前後)のセッティングも投げてみましたが、なんとこれも快適にキャスト可能でした。
10g程度の軽いルアーから、2オンスを超えるビッグベイトまで。これら全てを「バックラッシュの恐怖ゼロ」で扱える守備範囲の広さには脱帽です。
総評:シマノ「アンタレス」との比較と結論

それでは、26ジリオン TW 150をまとめます。
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キャストフィール: 10g〜2oz超えまで完璧に対応し、バックラッシュしない。
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巻き心地: エクストラハイギアなのにギアノイズが皆無。
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トルク: 巻き重りゼロ。いつまでも巻き続けられる圧倒的な力強さ。
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ボディ: 20lb/100mキャパなのにコンパクトで、自重215gと重量も気にならない。
まさに、アングラーが求める「良いところ」を全て詰め込んだようなリールです。
ここでどうしても比較対象に挙がってくるのが、ライバルであるシマノの最高峰「アンタレス」でしょう。
「シマノのアンタレスとダイワの26ジリオン150、正直どっちが良いんだ?」と迷う方は絶対に多いはずです。アンタレスにはアンタレスの極上の良さがあり、非常に悩ましい選択ではあります。
ですが、もしあなたが「高い次元でなんでもこなせる究極のバーサタイル性」を求めているのであれば、僕は間違いなくこの『26 ジリオン TW 150』に軍配を上げます。
店頭で見かけた際は、ぜひ一度手に取って、そのコンパクトさや剛性感に触れてみてください。
ただ、本当の「感動」は、実際にフィールドでルアーを結び、キャストして、リーリングした瞬間に訪れます。この異次元のトルクとスプールの追従性は、使えば誰もが羨むレベルに仕上がっています。
気になっている方は、迷わずチェックしてみてください。絶対に買って損はさせない、至高の右腕になってくれるはずです。

