今のところ、向かうところ敵無し状態の超大人気リール シマノ 20 メタニウム。
シマノの良いところがギュギュッと詰まった最高一台だと思いますし、初代ぐらいからメタニウムを使ってきましたが、たぶん20 メタニウムが最も出来が良いと感じます。
そんなメタニウムをほぼ2シーズン。釣行回数で言うと約150釣行ノーメンテで使用してきました。
どんだけズボラなんだよと思われるかもしれませんが、自分でもズボラだと言うことは重々承知しております。
正直に言うとリールメンテはめんどくさいんで買ってからベアリングの注油すらしていない状態でした。
因みに僕のフィッシングスタイルは、どちらかと言えばロングディスタンスなスタイルで約30m~40mぐらいルアーを放り投げて回収する感じで、ベアリングにもギヤにまぁまぁ負荷のかかる使い方です。
そんなこんなで約2年、割とガンガン使い込んでいたんですがある日の釣行でキャストフィーリングがガクンと悪くなって、巻き心地もスッカスカになりました。
あれですね。メンテ不足でリール本体が汚れすぎてライン放出ができないのと、ギヤのグリスが抜けました。
と言うことで、オーバーホールです。
メタニウムオーバーホール
シマノのベイトリール全般に言えることなんですが、非常にメンテナンスしやすい構造です。ぶっちゃけ初見でもなんとなくネジを外していけばバラバラに分解することができます。
シンプルで無駄の無い構造でとても美しいのが特徴です。
なのでオーバーホールも時間を掛けずにチャチャっとできるのがありがたいです。
画像を見てお分かりになると思いますが、リールフットにはこれでもかと言うぐらいに汚れが詰まっております。
ここまで汚れているとリールを適当に撫で回しても汚れは取れません。完全にバラシが必要になります。と言うことでオーバーホールスタートです。
スプールを外します。
ハンドルを外します。
ナットを緩めます。
ドラグの板バネを外します。
サイドカバーのネジを外します。※ネジ長さが全て異なります。ネジ長さを統一してくれるとメンテもしやすいのになー。
ギヤ、ドラグその他ワッシャー系を外します。 グリスが・・・酸化したのか水と混ざったのか、摩耗粉と混ざったのか分かりませんが、とにかくクセェです。ドラグもアカンかもしれません。
ウォームシャフトにアクセスするためEリングを外します。たぶん、メタニウムのメンテナンスではここが一番難易度が高い箇所だと思います。(マイナスドライバーを溝に入れて軽くこじってやれば外せます。)
ネジを外してドライブギヤのシャフトを外します。こちらもネジ長さ異なります。
無事ウォームシャフトを外すことができました。いやぁ・・・汚すぎて言葉がありません。
で、キレイキレイした後にせっかくなのでベアリングを追加しました。ここにベアリングを追加すると自己満足度が上がります。 残念ですがリールの性能は特に上がりません。
クラッチ周りを外します。クラッチのバネが吹き飛んで行かないように注意して外します。
クラッチを外してザックリですが完全バラシ完了です。
まとめ
めちゃくちゃキレイになりました。
ギヤにアタリもついて更にリーリングしやすくなりました。オーバーホールの時間としては大体2時間ぐらいかかります。 シマノにオーバーホールをお願いすれば、大体3000円ぐらいです。
折角なので自分でメンテナンスしてみるのも、更にリールの愛着が深くなるかもしれないのでオススメです。
めちゃくちゃ面倒くさいですが。
最後にリール分解、その他メンテナンスについては自己責任にて行って下さい。
以上、ありがとうございました。