ダイワのベイトリールを実戦投入するのは、実に約5年ぶりになります。
結論から言いますと、「25アルファス BF TW(25 ALPHAS BF TW)」は、現在の市場におけるナンバーワン・ベイトフィネスリールです。
価格帯を考慮すれば「ほぼ完璧」と言っていい仕上がりです。スピニングタックルの出番すら奪いかねない、この恐るべきリールの魅力を徹底的にインプレッションしていきます。
■ 25 ALPHAS BF TW 基本スペック
インプレの前に、まずは最新の基本スペックをおさらいしておきましょう。
| スペック項目 | 詳細 |
| 設計思想 |
HYPERDRIVE DESIGN ULTIMATECASTING DESIGN |
| 自重 | 165 g |
| スプール | Φ30 mm / G1ジュラルミン製 |
| ブレーキシステム | SS MAGFORCE |
| レベルワインド | TWS |
| ドラグ | UTD(ドラグ引き出しクリック搭載) |
| ベアリング (ボール/ローラー) | 6 / 1 |
| ハンドルノブ | ハイグリップIシェイプライトノブ |
| ソルト対応 | 〇 |
自重165gという軽さに加え、Φ30mmのG1ジュラルミンスプールと最新の「SS MAGFORCE」を搭載。このスペックが実釣でどれほどのポテンシャルを発揮するのか、さっそく見ていきましょう。
5年越しの驚愕。シルキーすぎる「巻き心地」

久しぶりにダイワ機を手に取って、まず最初に驚かされたのが「巻き心地の劇的な向上」です。
一昔前のモデルは、正直に言いますとギアのバックラッシュ(クリアランスの遊び)が広く、リトリーブ時に特有の「カタカタ感」が気になることがありました。
しかし、この25アルファスは違います。ギアの遊びが極限まで詰められており、ノイズが全くありません。
ただスムーズなだけではなく、剛性感すら感じる滑らかな巻き心地です。ルアーの僅かな振動や、水中の変化をクリアに伝えてくれるこのフィーリングは、間違いなく上位機種に肉薄しています。
シマノ機に迫る「最後の伸び」と完璧なトラブルレス性能

ダイワのマグネットブレーキシステムに対し、「ブレーキが効きすぎて後半のフィーリングが少し窮屈」というイメージを持っているアングラーは少なくないと思います。
しかし、25アルファスはその固定概念を見事に打ち砕いてくれました。
キャストフィールは極めて抜けが良く、着水直前の「最後のひと伸び」がしっかりと感じられます。そのフィーリングは、まるでシマノのベイトリールを扱っているかのような錯覚に陥るほどです。
圧倒的なトラブルレス性能を誇りながら、遠心ブレーキのような気持ちの良い抜け感まで手に入れています。この「SS MAGFORCE」のセッティングは間違いなく神調整ですね。
2g台がスッ飛ぶ。スピニングを凌駕する実戦性能

実釣において最も驚かされたのは、その対応ウェイトの広さです。
なんと2g台の軽量ルアーから、まったくストレスなくキャストが決まります。もはや「少し太い糸が巻けるスピニングリール」を扱っているような感覚にさえなります。
さらにベイトフィネスならではの恩恵として、以下の強烈なメリットがあります。
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圧倒的なアキュラシー(キャスト精度)
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スピニングを凌ぐ手返しの良さ
質量が軽い分、振り抜きがシャープでピンポイントへのキャストがビシバシ決まります。そして、手返しの良いスピニングタックルを使っているかのような軽快さがあるにも関わらず、スピニング特有の「タックルバランスの悪さからくる疲労感」が一切ありません。
ロッドとのバランスが完璧に決まるため、一日中撃ち続けても変に疲れることがないのです。
【総評】皆さん、コレ買えば間違いありません。
巻き心地、キャストフィール、軽量ルアーの対応力、そして疲労感のなさ。
どれをとっても一級品です。
はっきり言いまして、価格帯まで考慮すると「ほぼ完璧なベイトフィネスリール」です。ハイエンドモデルに倍の金額を出す前に、まずはこの25アルファスを巻いて、投げてみてほしいと思います。
「もうベイトフィネスはこれでいいじゃないか」
きっと、多くの方がそう呟くはずです。今年のベイトフ
ィネス市場は、このリールがナンバーワンで間違いないと思います。
