僕が釣りを始めたのが約25年前、その何年か後にベイトタックルを購入したんですがその時初めて購入したベイトリールが ’92 カルカッタ 200というモデル。
周りにベイトタックルの使い方やセッティング方法なんて教えてくれる人なんて誰もいないもんだから フィールドに出て見様見真似でフルキャストしてみると見事に酷いバックラッシュを起こした・・・記憶があります。
その当時、SVSブレーキやメカニカルブレーキでスプールの回転を制御できるということを知らなかったので、恐らくノーブレーキでキャストしてキャストするたびにバックラッシュを起こしていたんだと思います。
使うたびにバックラしていては話にならないのでサミングだけは覚え、なんとか釣りができるまでに練習していました。
ブレーキの調整方法は92’カルカッタを手放すまで結局知らないままでしたが、手放す頃にはサミングを駆使してなんだかんだで使いこなせるようになっていました。
なので、自慢では無いですが、僕はやたらサミングがうまい(と思っています)。
初めてのベイトリールでは色々なルアーを投げた、クランクはもちろんラバージグだってダウンショットもやった、フィールドには毎釣行持ち込んでいました。
あまり覚えていませんが、釣果はパッとしなかったような気がします。
ただ、僕をバスフィッシングに夢中させたタックルだったことは間違いありません。
そして約四半世紀ぶりに、カルカッタシリーズのカルカッタ コンクエスト DC 100を購入してみましたのでインプレッションしてみます。
インプレッション
えー。巻心地がありません。
巻心地の最大の褒め言葉はヌメヌメしたとかシルキーとかあると思うんですが、それってギヤが噛み合ったときのノイズを良いとか悪いとか言ってると思うんです。(僕は。)
カルコンは、ギヤが噛み合っている感覚がありません。僕が鈍感なだけかもしれませんが、ノイズ ”ゼロ”です。
巻いているのに巻いていることを忘れてしまう、本当に不思議な感覚です。
クランクベイトを巻いてるとダイレクドライブかと思うほどルアーの巻き抵抗が指にピュアに伝わります。
キャストフィーリングも最高で、DCブレーキのおかげでバックラッシュの心配もありません。ドラグのクリック音も鳴ります。
至れり尽くせりの仕様で巻モノにとってはホントに隙の無いリールだと思います。クランクベイトを巻いている時間は正に至福の時間です。
はっきり言うと、使い心地は何も不満は感じません。
ハイエンドな仕様と醸し出される高級感は非常に素晴らしく、車で例えるとビックセダンを乗り回している正にそんな感じです。
まとめ
最高です。
この一言に尽きます。
但し、お値段はかなりお高めです。
無理しなくても購入できる人には是非オススメしたいリールですが、最近のリールの進化は凄まじく低〜中価格帯のリールでも非常に快適に使用できるので、ぶっちゃけて言うとカルカッタと言うか丸型リールは不要かも?と僕は思っていました。
単純に巻モノをやりたいならカルコンよりもリール本体の質量が軽く価格も安いバンタム PGをオススメします。・・・と言いたいところですが、クランク好きが買って後悔しないのはたぶんカルコンだろうなぁと思います。
以上、ありがとうございました。