ルアーマチックといえば・・・釣り入門者や初心者は取り敢えず釣りを始めたいならこれを買っておけば大丈夫的な当たり障りのないラインナップで、
ある程度釣りを覚えてしまったら、まぁ あまりお世話になることはないシリーズなんですけど。
そんな ルアーマチックのラインナップの中で、スペックが尖りまくってるロッドがありました。
それが今回紹介する シマノ 23 ルアーマチック B58L。
もうね 僕レベル?になると この文字の並びを見ただけで、
は?
となる訳です。
ちょっとマニアックな話で申し訳ないんですが、
シマノのバスロッドはベイトロッドでLという記号が付く時はだいたいその後ろにBFSって文字が並ぶんです。でテーパーはFFになることが多いんですね。
B58LにはBFSという文字も無いですし、テーパーももう少し緩いです。FからRFって感じです。
あと、このロッドレングス “58”とロッドパワー”L”の組み合わせってルアーマチックだけなんです。
多分、子供や女性向けに設計されたロッドだとは思うのですが・・・
スペックだけ見たら、ど変態マニアックロッドですよこれは。
ていうかグリップも超短いし。(因みに子供・女性向けはダブルハンドでもキャストし易いようにグリップが少し長めに作られていることがあります。)
僕の無駄遣いセンサーが強く反応を示したので購入してみました。
今回は シマノ 23 ルアーマチック B58Lのインプレッション的なアレを紹介していきます。
使ってみた
ぶっちゃけロッドパワーがLの割には張りがあります。てかMLぐらいの張りがあります。
よくわかんないですがガイドの位置とかでそこら辺で調整しているのかなって感じました。
まずは、かなり軽いタイニークランクから・・・4gのクランクベイトをキャストしてみました。
!!!
驚いたことに、普通に飛びます。
・・・かなり安いロッドなんで、無茶苦茶疑っていたんですが・・・飛びます。
なんなら、めっちゃキャストし易いです。
若干ロッドに張りがあるのでクランク向きではないですが、空気抵抗の大きいとされているクランクベイトがスパッとキャストできます・・・ていうかキャストフィーリングも良いし・・・どうなってんだ?
少し、重たいクランクベイト、5gのクランクベイトをキャストしてみます。
あー普通に飛びますねー。
!!!
あれ?アキュラシー高っ。
ショートロッドなので当たり前なんですが、狙ったポイントにスパスパキャストできます。
あーこれはいいですねぇ。
次にシャッド。
普通に飛びます。ロッドに張りがあるのでシャッドの方がこのロッドは合っているような気がします。
!!!
グリップが短いのでジャーキングが・・・できる・笑
ロッドパワーもLなので小型のミノーやシャッドをジャーキングできてしまいます。
ロッドパワーが強いと、小型のルアーをジャークするとアクションが破綻するんですが、ルアーマチックはそんなことありません。
かなりイイ感じにルアーをアクションさせることができます。
まとめ
現状のバスフィッシングを取り巻く環境を鑑みると、シマノ 23 ルアーマチック B58Lというロッドはバス釣りにおいて初めての一本にするには・・・正直違うかなと思います。
ただ個人的には、初めての一本こそキャスティングの基本の動作やロッドの動かし方なんかがやり易いロッドレングス、ロッドパワーを選択するべきだと思います。
バスフィッシングはルアーを投げて巻くだけで釣れる釣りではなく、頭で考え、イメージ通りにルアーをプレゼンテーションして、さらにルアーを意のままに操る釣りなので、キャスティングの技術やロッドワークの技術がかなり必要です。
そういった意味でB58Lを使えばかなりバスフィッシングの上達は早くなると思います。
バスフィッシングの市場が飽和している傾向にあって、こういった基本のキみたいなロッドが市場には本当に少なくなってきていて、そいういったポイントをしっかり抑えてくれているシマノというブランドはやっぱすげー会社だなと思います。
まぁでも、スペック的に見たら やっぱド変態ロッドですよ・笑
こんな感じのロッドをもう少しブラッシュアップして、たとえば、バンタムのロッドの素材を使ってリリースしても・・・売れないだろうなぁ・・・ゾディアスぐらいなら買うかも・・・
あ。最後に、このロッドのパフォーマンスを最大限まで発揮させるには・・・ベイトフィネスリールは必須です。やっぱ最初の一本には向かないかもしれません・笑
以上、ありがとうございました。