2020年新製品のシマノ ’20 メタニウム。
僕もご多分に漏れず、一台購入して使ってみました。使い心地は良いもののなんだか面白みに欠けるというか、優等生すぎるというか?
使ってみると悪くないけど、なんとなく良いような?しっくりこないような?
簡単言ってしまえば、期待以下ではないけれど期待した以上じゃなかったよ。
という感じでした。
じゃあ、実際のところ実力はどんなもんだろうかと僕の手持ちのリールSTEEZ A TWと比較をしてみました。
キャスタビリティ
まずは飛距離から、使用したルアーはイズムのライゼンというルアーで重さは大体20gぐらいあります。しかし、重さはありますが体積も結構あるので風強い日なんかは結構安定しないルアーだったりします。
こいつをおもいっきりフルキャストします。
結果
両機種共に30m。
どんだけ頑張ってフルキャストしても、どちらも30mでした。
差はありません。
ピッチングやサイドキャストといった小技でも飛距離を比較してみましたが、ほぼ同等でした。
よって、キャスタビリティーは同じです。
キャストフィーリング
お次はキャストフィーリングです。
これは結構違いがあって、シマノの方はスプールにブレーキシューを擦り付けてるのでリールが引っ張られる感覚があります。
最後ブレーキの効きが緩くなってきてシューがスプールから離れる瞬間にちょっとだけスプールの回転数が上がるのでちょっと伸びている気がします。
たぶんこれがシマノユーザーが言う、最後の伸び感だと思います。
因みに大体リールが引っ張られる抵抗感がなくなった辺りでサミングするとバックラッシュは起きにくいです。
次にダイワは、スプールとブレーキは物理的に接触していないので引っ張られるような感覚はなく、ルアーのリリースから着水までリニアにブレーキが効いています。
なので伸びる感覚は感じる事は出来ません。
ここら辺は好き嫌いが分かれるところだと思います。
巻き心地
巻き心地ですが、これは圧倒的にシマノに軍配が上がります。
ギヤに関しては比べる余地がありません。ダイワの5年先を行っていると言っても過言ではないと思います。
やはりダイワのリールはシマノと比べると巻き心地はチープな感じなのは否めません。
よって巻き心地はシマノの方が良いです。
巻き感
巻き感はリトリーブした時のフィーリングっていう感じで僕は捉えています。
で、メタニウム はスティーズと比べると明らかに巻いた感じが重いです。ブラスギヤで慣性モーメントがデカい+リール自体の精度が高いって感じで、良く言えば重厚な感じがします。
スティーズの巻き感は軽いです。スッコスコです。
悪く言うとチープな感じです。
この対決、巻き感度からするとメタニウムに軍配があがるのですが、ギヤ比も6.4からしかないですし、巻き感が重いので巻物にメタニウムを使うのは正直しんどいです。
巻物を一日中使い倒すなら、巻き感がスコスコのスティーズの方が好きです。
結局どっち?
僕はスティーズ A TWが使いやすいと思います。
キャスティングはバックラッシュしにくくキャスタビリティーは十分。ブレーキは手元で簡単にmin.からmax.まで操作可能で使いやすく、ギヤ比のバリエーションも豊富。
好き嫌いは分かれると思いますが、巻き感も軽く、メタニウムには劣りますが巻き心地もそこまで悪い訳ではりません。
ただ、リールとして完成度が高いのはメタニウムかなとは思います。
ありがとうございました。