シャロークランクといえばラッキークラフトの超名作LCシリーズのLC RC(RTO)1.5が真っ先に上がりますが、LCシリーズにはもう一つシグネチャーモデルが存在しています。
鈴木 美津男氏のシグネチャーモデル”MTO”です。
このMTOとRC(RTO)ルアー、形状は全く変わりませんがルアーの素材が異なっており、オリジナルがプラスチックを採用しているのに対しMTOはボーン素材を採用しています。
ここでは、LC RC(RTO)とLC MTOでの素材の違いによるアクションの変化やオリジナルとの使い分けについてBottomKnock的にまとめてみました。
アクション
先ず、着水からアクションに入るまでのレスポンスがとても良いです。
そして、オリジナルよりフローティングスピードが早くリーリングを止めた時、大きくキックバックするため回避能力は高いと感じました。
アクションは、ロール主体のウォブリングですが、オリジナルと比べるとほんの少しだけウォブリングが大きいです。ウォブリングの幅も少しだけ大きくなっている気がします。アクションのピッチはほぼ同等だと思います。
どちらかと言えばウォブリング大きい分、オリジナルよりも少し暴れる感じのアクションになっています。
また、ボーン素材は硬く音が響きやすいため、フックがボディに当たる音だけでかなり良い感じのシャラシャラ音が出ます。
オリジナルとの使い分け
ルアーのレスポンスが良く回避性能も高いため、近距離でのシャロークランキングや、複雑なカバーをよりタイトに攻めたいときが出番となってきます。
また、ラトルとは違った音を発生させるため、小さなベイトが回遊している時や濁りが入った時にも有効になると感じます。
スペック
LC MTO
Length: 2” (60mm)
Weight: 1/2oz (12.0g)
Class: Floating
Max Diving Depth: 3 – 4ft(0.9-1.2m)
まとめ
素材が変わったことで更に釣れやすくなったわけでは無く、LCシリーズの中で状況によってアジャストできる選択肢が増えたような感じです。しかし、他のメーカーではこのように痒いところに手が届くようなラインナップは少ないため、とても貴重なモデルと言えます。