迷いに迷って、ビックベイト&ディープクランク用にシマノ エクスプライド 1710H+-SBを購入しました。
自分の中で、エクスプライドの対抗馬となっていたのがダイワ エアエッジ 7111HB-SBです。どちらにしようか夜も眠れぬほどに悩みました。
スペックを見るとロッド自体の質量や長さ、そして、投げられるルアーの質量等に違いはありますが概ね似通ったコンセプト。
しかし、一点だけ構造的に大きな違いがあることに気がつきました。
ガイドです。
エアエッジ はオールダブルフットを採用しているのに対し、シマノはシングルフットとダブルフットを兼用しています。
実際、実機に触れると、どちらもしなやかなティップでしたが、やはりシングルフットを使っているエクスプライドの方がエアエッジよりも繊細で、しなやかなティップをしているように感じました。
ビックベイトが使いやすそうなエアエッジ 。
巻き物が使いやすそうなエクスプライド 。
相当に悩みました。
決め手はロッドのパワーバンド
なんだかんだ言ってエクスプライドはビッグベイト用ロッドとして使用するには若干物足りないスペックなのです。
ビッグベイトロッドといえば4oz(約113g)ぐらいを設定しているのが一般的です。しかし、シマノHPより1710H+-SBを確認すると、最大ルアー重量は3oz(約85g)まで。ここの1ozの差はかなり大きいと感じました。
しかし、最終的にはロッドのパワーバンドと自分の使いたいルアーがマッチするか?というところで購入に踏み切りました。
自分が使いたいルアーの重さは、1oz~3ozのビッグベイト&スイムベイト、そして1/2ozを超えるクランクベイトがきっちりアクションしてくれることを考えた時、ティップがしっかり仕事をしてくれるエクスプライドを購入するにしました。
ビッグベイトのアクション
ビッグベイトロッドは基本的に硬い竿が多くロッドのテーパーもレギュラーテーパーが多いのでロングロッドでビッグベイトを細かくアクションさせるのは結構難しいと感じていました。
しかし、1710H+-SBはティップが柔らかいのでティップを弾く感じでツンツンと竿を振ると予想以上にキレイにアクションします。そして、ギル型ビッグベイトであればちょっと強めにトゥイッチを入れればテーブルターンも思い通り。
アクションを付けやすいルアーの重さはラインの太さにもよりますが1oz以上が良いと思います。
そして、思った通り1oz〜2ozまでの中型のスイムベイトも気持ちよくアクションさせることができました。
試しに、3.5oz(100g)のブルシューターもキャストしてみました。ロッドにルアーの重さをきっちり乗せれば、キャストはできます。(オススメはしませんが。)
また、軽いロッドワークでフィネスなアクションを出すことができました。
ソフトスイムベイトはあまり使用しないのですが、1oz以上のルアーであればしっかりアクションしてじっくり誘うことが可能です。とても使いやすく、これからは使用頻度上がりそうなルアーとなりそうです。
クランクベイトのアクション
正直言って使いやすいです。ロッドの表記通り1/2oz以上はキャストもしやすいしアクションもしっかり出ます。ボトムやストラクチャに当たった感覚もバッチリ手元に伝わります。
試しに3/8ozのシャロークランクも投げてみました。キャストはギリギリ投げられる感じでしたが、しっかりアクションします。カーボンロッドような少しタイト目なアクションでしたが普通に使えると思います。ロッドパワーで例えるならMHとMの間ぐらいの硬さです。
ロッドの操作性
基本的に7ftを超えるロッドをメインで使用しているのであまり違和感は感じることはありませんでした。
キャストアキュラシーは使い込んでないのでなんともいえないのですが、長さの分だけ落ちると思います。
そして、7.10ftのヘビーロッドなのにロッド重量が150gとかなり軽量でロッドバランスも良いためキャストはかなりしやすいです。
まとめ
ファストムービング用としても使いやすく、ビッグベイト用としても使いやすいロッドだと思います。ロッド本体も150gとかなり軽量で長時間使用しても疲れにくいです。
ロッドのパワーバンド内でのクランキングでのサーチからビッグベイトでのフィネスの釣りまで幅広く対応できる印象を持ちました。