ミドルサイズジャークベイトの代表的なルアーといえば、メガバス Q-GO(95)とONETEN jr.が挙げられます。発売からすでに十数年が経ち未だに根強い人気のあるこの2種類のルアー達、スペックも似通っているのに何が違うのでしょうか?
今回はメガバス Q-GO(95)とONETEN jr.の違いについて紹介します。
ルアーSPECの違い
VISION Q-GO(95)
Length: 95.0mm
Weight: 3/8oz.
Class: Suspend
Hook Size:#6 x 2pcs
Diving Depth: 約1.0m
固定重心
VISION ONETEN Jr.
Length: 98.0mm
Weight: 3/8oz.
Class: Suspend
Hook Size:#8 x 3pcs
Diving Depth: 約1.5m
多目的重心移動
カタログ上での違いは、95がフックは2本仕様なのに対し、ONETEN jr.はフック3本仕様になっています。
そして、最も大きな違いは95が固定重心を採用しており、ONETEN jr.は重心移動を採用している点です。
アクションの違い
アクションにはかなり違いがあります。
先ず、アクションの立ち上がりが早いのは、固定重心の95に軍配が上がります。
ステディリトリーブでは、スローなリトリーブによく反応するのが95で、ハイピッチなローリングアクションをします。ONETEN jr.もアクションしますが、95には及びません。
ミディアムリトリーブでは、ONETEN jr.のアクションにウォブリングが加わりナチュラルなスイミングアクションになります。95は更にローリングが強くなり少しウォブリングが加わります。
ファーストリトリーブは、どちらもアクションが大きくなりすぎてあまり僕の好みではありませんが、使えないことはないかも?といった感じです。
ジャーキングアクションは95がロールしながらきりもみ状にジャークするため、水を撹拌する様なアクションが出るのに対し、ONETEN jr.はオリジナルONETENと同じ様な、しっかり水を押しながらアクションが出ます。
アクションをストップさせた時の余韻的なアクションは、シャフトバランサーを搭載している95の方が断然長くアクションします。
キャスタビリティ
正直、差はほとんどありません。
あえて言うなら、若干ONETEN jr.の方が鋭く真っ直ぐ飛んでいくかな?ぐらいです。
どちらも投げやすく、キャスタビリティは優れていると言えます。
アキュラシー(精度)についても同様でほぼ差は無いと感じました。
まとめ
どちらも良いルアーです。
どっちが良いかと言われたら、
ミノーイングするなら、VISION 95
ジャーキングするなら、ONETEN jr.
になりますし、
フィネスに攻めたいなら、VISION 95
広く探りたいなら、ONETEN jr.
という使い分けもできるので・・・どちらが良いかうーん悩みます。
なんせ、レジェンド級ルアーですから、究極の選択なのかもしれません。