スピンテールジグは、小粒でヘビィーウェイトなボディとブレードで構成されています。
ブレードはフォール時やリトリーブ時に水を受け高速でスピンし光を受けキラキラと反射させシーバスのスイッチを入れる重要な役割を担っています。
更に、ブレードの種類によってルアーのバランスや巻き心地が大きく変わるパーツでもあります。
このブレードをチューニングすることによって、釣果に及ぼす効果は絶大といっても過言ではありません。
ここではブレードをチューニングする際に抑えておきたいポイントをまとめました。
ブレードの形状
ブレードの形状は一般的にウィローリーフブレード、コラドブレード、インディアナブレードの3種類に分けられます。これらの各々の特徴は、ざっくり説明しますと。。。
<ウィローリーフブレード>
バイブレーションが弱く、フラッシングが強い。
<コロラドブレード>
バイブレーションが強く、フラッシングが弱い。
<インディアナブレード>
バイブレーション、フラッシング共に中間のアクション。
と言われています。
そして、スピンテールジグはフラッシングが強いウィローリーフが採用されることが多いです。
しかし、ウィローリーフの中でもカップの深さでアクションも変わってきます。
<カップが深い場合>
水を受けて流しやすくなるので、フラッシングは強く、バイブレーションが弱くなります。
<カップが浅い場合>
ブレードが面で水を受けやすくなるのでバイブレーションが強く、フラッシングが弱くなります。
ブレードの大きさ
ブレードの大きさは、リトリーブするスピードを調整するために必要です。
例えば、レンジキープしてファストリトリーブで使いたい場合、ウィローリーフでカップが深いブレードを選択します。そして、ブレードは小さなサイズを選びます。
逆に、スローリトリーブの場合はカップが浅く大きなブレードを選択します。
そして、表層引きをするときは、少し大きめのコロラドブレードを使うのも良いと思います。
しかし、ウェイトに対してあまり大きすぎるブレードを用いるとルアー自体のバランスを崩すことになり糸絡みが多発することがあるので注意が必要です。
オススメは既存で付いているブレードのサイズから±0.5〜1で調整するのが良いと思います。
ブレードの色
ブレードのチューニングにおいて最も手軽で釣果に差が出ると感じるのがブレードの色です。
ブレードの色は、その日のフィールドの天気、水の濁りや動き、そして捕食しているベイト、といった複雑な要素から決定します、色を変えることで魚の反応も変わってきます。
また、注意したい点としてボディとブレードは極力同色に近い色で合わせることです。
それでは、ブレードの色毎に特徴を以下にまとめて説明します。
<ゴールド>
光をしっかり反射するためフラッシングは強くなります。使いどころは、朝、夕のマズメ時や日中曇って光量の少ない時、または、晴れていても濁りややきついときが良いとされています。
<シルバー>
フラッシングは強いもののどちらかといえばナチュラル系になります。使いどころは、晴れの日中や水が澄んでいるときが良いとされています。
<コパー>
増水直後の泥濁りの中、ブレードのフラッシングを目出させたいのであれば間違いなくコパーです。ウィンディサイドで地底の泥が巻き上げられ赤茶色になっているときが良いとされています。
<ガンメタ>
フラッシングを抑えて、シルエットをはっきりと出ます。使いどころは、日中で特に光量が多く、フラッシングを抑え気味で使いたいときに良いとされています。
<ホログラム>
フラッシングが弱く、ナチュラル系でベイトライクになります。フィッシングプレッシャーが高いときが良いとされています。
<チャート>
フラッシングはありませんが色の強さが出る独特ブレード、フラッシングというアクションのもうワンランク上のアクションの強さを求める時に使うと良いとされています。
色々なブレード
各釣具メーカーから様々なブレードが販売されています。ここではその中でもオススメのブレーを紹介します。
COREMAN チューンナップブレード
MADNESS バクリーブレード
Bait Breathオリジナルスペアブレード
DAIWA MORETHAN BLADE TUNE UNIT
エバーグリーン ミラーフィニッシュブレード
O.S.P ハイピッチャーブレード