丸っこいボディにリップが付いてるのがクランクベイトと呼ばれるルアーです。どっからどう見ても魚には見えません。なんとかこじつけるのであれば、オタマジャクシに見えなくも・・・ない・・・それぐらいのヘンテコな形をしています。それではなぜこんなヘンテコなルアーがバスも人も惑わせるのか?
今回は、クランクベイトの使い所について紹介していきます。
ルアーが見えないように使う
そもそもクランクベイトは生き物に見えません。なので、バスがルアーを見つけても口を使うことは、ほぼありません。逆に、ルアーが見えすぎるとプレッシャーを掛けすぎることにもなります。
クランクベイトは、水を動かしその発生する波動やルアーアクションによるカラーの明滅でバスを惹きつける釣りだと考えると良いかもしれません。
そのため、クランクベイトは”バスにルアーが見えないように使う”というところが一つのポイントになってくると思います。
どんなところで使うのか?
それでは、バスにルアーを見せないように使うにはどんなところで使用すれば良いのでしょうか?
先ず、最もクランクが使いやすいのが濁りの強い(マッディウォーター)フィールドで使うことです。説明は不要かと思いますが、濁りが強ければ魚からルアーを見切られる確率がグンと減るからです。
マッディウォーターであれば迷うことなくクランクベイトを使用すれば良い結果に繋がりやすくなります。
天気も気にした方が良い
ルアーを見切られないためには、天気も気にした方が良いです。
ズバリ晴天無風の日はとても苦手です。
それは、太陽の光を受けてルアーのシルエットが出すぎてルアーが見つかってしまうためです。
クランベイトが得意とする天気は晴天無風とは逆の曇天や雨天と風が吹いている時になります。
曇天は、水に光が差し込まないためルアーシルエットがはっきりません。このためルアーを見つかりにくくすることができます。そして風の場合も、水面が波立つことによりルアーのシルエットが見え隠れするためバスに見つかりにくくなります。
もし、クリアウォーターでクランクベイトを使うのであれば、どちらかの要素が絡んだ時に使用すると良い結果に繋がりやすくなります。特に光量が少ない朝マズメや夕マズメ時はクランクベイトで釣るチャンスになります。
カバーやストラクチャを意識する
もちろんクランクベイトもカバーやストラクチャーを意識しながら使うことになります。
しかし、クランクベイトは先行深度がだいたい決まっているため、潜らせたい深さやバスがいるレンジに合わせてあげるためには、クランクベイトの潜行深度を変えてアプローチすることが必要です。そのため、クランクベイトは最低でも2種類SR(shallow runner)とMR(mid runner)を準備したいところです。
そして、理想的な使い方はルアーの最大潜行深度のちょっと手前で、ボトムにタッチするぐらいが良いです。この調整はロッドワークやリールのリトリーブスピードで調整します。
カバーに関しては、カバークランキングといったカテゴリーがあるほど人気のあるメソッドですが、それなりのテクニックが必要です。上達するには、実践あるのみで、臆せずルアーをカバーにブチ込むしかありません。
オススメルアー
できればタックルボックスに入れておきたい一軍ルアーを紹介します。
ラッキークラフトLC RTO/MTOシリーズ
レジェンド級のクランクベイト、このシリーズを揃えたら安心。根掛かりも少ないためとても使いやすいです。
O.S.P BLITZ MAX
サーチベイトとして広範囲を探ることができ、さらには根掛かりも少ない優秀なルアー。
EVERGREEN コンバットクランクミニ
今尚、タイニークランク第一線で活躍し続ける超有能ルアー。プリスポーンダイナマイトは春に最適。
まとめ
場所や天候そして地形、これらをキッチリ抑えることで、クランクベイトは投げて巻くだけで釣ることができるようになるルアーになってくれると思います。