今回はアブガルシアのゼノン ビースト9を購入し実際に使用してきました。
使い込みはまだまだですが、ファーストインプレッション的な感じで紹介したいと思います。
で。
いきなりであれなんですが、僕、シマノ派なんです。笑
なので実は、アブ・ガルシアのベイトリールに触るのはたぶん人生で初めてかもしれません。(スピニングは20年前ぐらいにカーディナル33を持っていたかもしれない・・・)
なぜシマノ派かと言うと一番最初に手にしたベイトリールがシマノだったって言う単純な理由なんです。
ただ、最近ではベイトフィネスリールはダイワ製のアルファスAirなんてのを使っています。これまた純粋にフィネスリールとしての出来はダイワがNo1だと思っているからです。
で、なぜ今までアブ・ガルシアのリールに手を出さなかったのかと言うと、スペック的に別に惹かれる機種が無かったと言うか、シマノやダイワのリールで十分事足りていたんですよね。
それじゃぁ、今回のアブ・ガルシアのビーストは何故買ったんだと言うと、ホント単純で申し訳ないんですが、ダイワやシマノには無いスペックだったから買いましたと言うことなんです。
どこらへんが、ダイワやシマノに無いスペックかを説明しますと、
ギア比9.5:1、ソルト対応、ブラス製ギア、アルミフレーム、質量195g。
簡単にまとめると強くて軽くてめちゃくちゃハイギアなんです。
このスペックはアブガルシアだけなんですよね。
見た目のファーストインプレッション
先ず見た目のインプレッションなんですが、ボディがめちゃくちゃコンパクトです。発売前まではアブの公式サイトや釣りの情報系Webサイトの画像でしか見ることはできなかったんですが、実際に実物を見るとかなりコンパクトに感じます。特にサイドプレート側から見ると若干不安になる程小さいと言うか、正直ちょっと頼りなさすら感じました。笑
あとはアブの公式動画でも木村のKENさんがロープロファイル化がーどうのこーのーって言われていたんですが、確かに低いです。スプールも触りやすいです。
あとね。
これすごい大事なんですけど。
めちゃくちゃカッコよくないですか。
シュッとしてますよ。シュッと。
ただね、残念なのがハンドル・・・ストレートハンドルなんですよ。
使い勝手的にも色々言いたいことはありますけど、ここはもう少し考えて欲しかったですよね。
使う前にブレーキ調整
どこのメーカーのリールでもそうなんですが、先ず投げる前にブレーキセッティングは必ず必要です。アブガルシア ゼノン ビーストのブレーキはマグネットブレーキが採用されています。
アブのマグネットブレーキはマグネットを付けたり外したりでかなり細く設定できるみたいですが、基本的にはサイドプレートについているツマミをカリカリと回して調整するだけで普通に満足できる調整ができます。
ブレーキの調整方法は、先ず、ツマミをMAXに合わせて、ルアーをキャストしてバックラッシュしなければ少しブレーキ力を弱めてキャストしてバックラッシュしなければ更にブレーキを弱めてといった感じで調整していきます。
使ってみた。
お世辞抜きにめちゃくちゃ飛びます。
びっくりしました。
普段、10g〜14gぐらいまでのルアーはメタニウムを使っているんですが、飛距離はゼノンの方が出ます。
ただ、これは僕のメタニウムの使い方がどちらかといえば近距離のピッチングやショートキャストにも使えるように若干ブレーキを強めているからかもしれません。
実際には、ブレーキのブロックのオンオフを切り替えてダイヤルもしっかりルアーウェイトに合わせればメタニウム の方が飛距離は出るかもしれません。
キャストの距離やルアーを変えるたびにブレーキ調整って、もうすんごい面倒臭いんですよね。
でも、アブのゼノンはダイヤルをクリクリしたら、ルアーがバッコーーーンって飛んでいくんで、びっくりしましたね。
その設定でショートキャストやピッチングも安定するもんだから更にびっくりしました。
シマノユーザーには是非体感してもらいです。
ダイワはSteez ATWを所有していてブレーキは遠投性能が高いと言われているMAG-Zって言うマグネットブレーキが搭載されている機種なんですけど、ぶっちゃけアブの方が比較にならないくらい飛距離は出るかなと思います。
巻き心地と巻感
巻き心地なんですけど、シマノに比べたらやっぱりどうしてもギアが噛み合ってる感じが出ます。ノイジーって感じではないんですけど、なんて言うかまだギア同士が馴染んでない感じはありました。たぶんもう少し使い込んだらイイ感じになるのかなとは思います。
まぁでもダイワのあのカパカパした巻心地と比べると安心感のある巻心地だと思います。(カパカパした巻心地が悪いって訳じゃないです。あのラフな感じも割と好きです。)
巻感度はさすがギア比9.5:1って感じでノーシンカーワームでも回収時にグッと手元に感じるものがあります。たぶんやらないとは思いますが、これでクランクとか巻いたら指めちゃくちゃしんどいやろなーと思わせるほどの巻感度でした。
気になったこと
画像で比較してみるとよくわかるんですが、リールの高さは物凄く低くなってパーミング性能はすこぶる良いと思います。しかし、ちょっと気になる点がありました。
それは、リールの幅。
幅が無駄にデカイんですよ。それもサイドプレート側、比較画像としてメタニウムと並べてみたんですが、やはり でっぱってますねー。
実際釣行でメタニウムとゼノンで持ち替えながら使うと、リールを握り込んだとき結構違和感があります。
あと、やっぱストレートハンドル、見た目も結構かっこ悪いんですが、オフセットしてリールの中心に寄ってない分ロッドがブレやすく感じます。気のせいかもしれませんが。
まとめ
全体的にかなりイイ感じでまとまっていて、ベイトリール初心者でも使いやすく、使い勝手の良いリールだと思います。ギヤ比は9.5なのでフレッシュウォーターに限らず、ソルトのロックフィッシュやシーバスのガンジギなんかに使っても活躍できると思います。
一応アブのフラッグシップモデルとなるのでそれなりの価格はしますが、実際に手にとって触ってみると納得できる出来になっていると思います。
今回初めてアブのベイトリールを触ってみましたが、使い勝手の良さはダイワみたいな感じ、ルアーの飛距離はシマノみたいな感じでなかなか面白いリールですね。
もう少し使い込んでみて納得できればもう一台追加しても良いかなと感じるリールです。
以上、ありがとうございました。