なんか刺激的なロッドはないかな?とインターネットの大海原をウロウロしていると、ダイワ ハードロックX 73LBというなんとも怪しげなワードを発見しました。
ロッドパワーL? いやいや、根魚釣るならせめてロッドパワーM以上でしょ。
“Lは流石に根に潜られちゃうからキツイでしょ” 根魚をやったことがあるアングラーなら当然そう思うと思います。
当然僕もそう思います。
一体なんのために作られたロッドなんだ・・・そもそもホントに根魚用なの?色々と疑問が湧いてきます。
脳味噌:このモデルは流石にスルーでしょ。
体:ポチっ。(カゴに入れた)
脳味噌:!?
体:ポチっ。(決済)
思考とは裏腹に体が謎の挙動を示し、無事購入です。
ということで、今回はダイワ ハードロックX 73LBをレビューします。
インプレッション
開梱一番、先ず最初に感じたことはロッドが柔らかいです。びっくりするくらい柔らかいです。ロッドアクションはミディアムスロー・・・スローテーパーなんじゃないかと思うほどロッドが曲がります。
これでホントに根魚できるんかいなと不安になるぐらいに柔かったです。
実際にロッド曲げて確認してみると、ティップが異様に柔らかいレギュラーテーパーといった感じでした。
次にキャスタビリティ(飛距離)ですが、これはまぁまぁ普通です。ただ先程書いたようにティップが柔らかいので非常に投げやすいです。ある程度無理な体勢であったりロッドを振れるスペースがなくても竿先にルアーウェイトを乗せやすいのでキャスティングのストロークはかなり小さくてもある程度はキャストできます。
アキュラシー(精度)はどうしてもロッド自体が柔らかいのでそれなりに技術は要すると感じました。20m-30m先のピンポイントを狙うにはちょっとロッドがポヨンポヨンしすぎかなと感じます。
次に魚を掛けてみたんですが、割と掛け易かったです。一番の不安要素だったんですがロッドの根本はそれなりロッドパワーがあってフッキングの際は根本部分がしっかり仕事をしている感じでした。
掛けた後は柔らかいティップ部分がしっかりと魚の動きに追従してくれました。
なのであまり魚が暴れずに簡単に手元に寄ってきてくれる感じがしました。
ロッドスペック
ハードロックX 73LB
Length : 7ft.3inc.(2.21m)
Rod Wt. : 112g
Lure Wt. : 3-10g
Line : ナイロン4-10lb. PE0.4-1.0号
Material : カーボン89%
Price : 12,900yen
ロッドスペックを全く確認せずに購入したので後から知ったのですが、ルアーはなんと3gから投げられるようです。なのでベイトフィネスのロックフィッシュ版ロッドのような位置付けなんでしょうか・・・・
まとめ
ロッドスペックからも分かるようにどちらかといえば、ライトテキサスや小型のジグヘッドなんかが非常に操作がしやすく、チョイ釣り用ロッド的な位置付けだと思います。
これ一本だけでガッツリ一日釣りをするというよりは、会社帰りにチョイと釣ってみたり、釣りの合間にチョイと、坊主逃れにチョイと・・・そんな感じでニッチな部分を埋めてくれるロッドだと思います。
実売価格は大体1万円アンダーで割とお手頃な価格ではありますが、ベイトリールのことまで考えるとベイトリールの価格が割とお高いので、もしかしたらスピニングロッドの方が良いかもしれません。
以上、ありがとうございました。