春といえば、フラットサイド。フラットサイドといえばOSP HPF CRANK (ハイパフォーマンスフラットサイドクランク)ということで今回はHPF クランクを紹介します。
出番の多い フラットサイドクランク
フラットサイドクランクは強い風が吹いたら使えません。なぜならルアーの軌道が安定しません。そして、風が吹いていなくてもルアーのフラット面が空気抵抗をしっかり受け、飛距離は出ません。
風であったり、アングラーとのディスタンスであったり釣れるファクターをことごとくスポイルさせてしまっているフラットサイドというルアー。
HPFはこれらの問題を解決してるかといえば、ほぼしてないと思います。クランクの形を見れば分かりますが、とにかく薄いルアーです。
ペラペラです。
なので、キャスタビリティもラウンドクランクに比べると確実に悪いです。
ただ、ハードベイトでの使用頻度は圧倒的にHPFクランクが多いです。
なぜなら、フィールドの天候や水質を考えると、いつも風が吹き荒れているわけではないし、ゴージャスなカバーが永遠に続いているわけでもない、そして常に相対的な濁度が上がることはないとなると、ラウンドクランクに比べフラットサイドというクランクの出番が必然的に多くなってくるわけです。
アクション
ピリピリとしたキレのあるウィグル&ロールアクションです。プラ製ルアーの中ではかなり早いアクションが出ていると思います。特にSPECⅡはアクションの立ち上がりも良く、ファストリトリーブの安定感は抜群です。
スローリトリーブのノタノタしたアクションも実に素晴らしく、僅かな水の抵抗をリップがしっかりと受け焦ったいクネクネとしたアクションが出ます。この点ではノーマルのHPFの方が、スローフローティングに設定されているため得意に感じます。ただ、かなり面倒くさいですが、SPECⅡもウェイトを貼って調整すれば同様の効果は得られます。
SPEC
HPF CRANK
Length: 63.0mm
Weight: 9.8g
Class: Floating
Hook Size:#6
Diving Depth: 2m
HPF CRANK SPEC2
Length: 63.0mm
Weight: 8.9g
Class: Floating
Hook Size:#6
Diving Depth: 2m
まとめ
このクランクとの付き合いは15年以上にもなりますが、未だに一軍ルアーとしてタックルボックスに入っています。フィールドでサーチベイトとして使う割合も高いルアーです、風がなければSPECⅡ、オープンウォーターであればオリジナルと使い分けています。