スピナーベイトのスローロールとは晩秋〜早春までの低水温期には3〜4mのディープゾーンや、ハイシーズン期の急激な天候の変化によって一時的に低活性となってしまったブラックバス達をデッドスローで誘うテクニックの一つです。
ここでは、早いスピードに対応できない低活性のブラックバス達をスピナーベイトで獲るテクニック”スローロール”についてまとめてみました。
スローロールが効く状況
特に低水温期に強いテクニックの一つで、スポーニングの絡む早春や、晩秋から真冬にかけてブラックバスが深場に落ち込む時期に使用することが多いです。
しかし、ハイシーズンであっても急な冷え込みでバスの活性が著しく下がってしまい、口を使わなくなってしまうという状況や、例えば、大雨が降った際の水の温度差や濁り等の急激な変化がなどで、ハードルアーでもワームでも口を使いにくい時にも有効なテクニックとなってきます。
スローロールのやり方
使い方はキャスト後カウントダウンして狙う水深まで沈めたら、その層をキープして引き続けるというもの。
ルアーの浮き上がりを極力抑え、ブレードのバイブレーションが感じられるギリギリの速度で巻いてくるのがコツです。
ちなみに、ルアーを引き始める時は、ロッドを軽くあおってルアーを立ち上げると、最初からブレードが回転するためブルブル引けるようになります。
ロッド位置は水面に対してほぼ水平、ラインとロッド角はおよそ90度〜120度に保って引いてくると巻きやすいと思います。
タックルセッティング
ロングキャストが前提となるのでロッドの長さは7ft以上、そして、強いフッキングが可能なミディアムヘビー〜ヘビーがオススメです。
リールも巻き取りスピードを上げたくないのでハイギアタイプではないリールを組み合わせる方が無難です。
ラインは、ディープをスローに引く事と感度を上げてブレードの振動を感じる必要があるのでナイロンではなくフロロを使うとバイトやルアーの状況が把握しやすくなります。
スローローリングがやりやすい スピナーベイトの特徴とは
デッドスローなスピードと強いバイブレーション、このようなシビアな使い方になると、使用するスピナーベイトにも要求が高くなってきます。
まず、スローに落としてもブレードが確実に回ってくれること。良いといわれるスピナーベイトでも、スローロールをした場合、リアブレードは回っていてもフロントブレードが止まってしまうものもあります。
着水直後から前後のブレードがしっかりとアピールしてくれ、スローに引いてもバイブレーションを失わないことが条件になります。
デッドスローなスピードで強いバイブレーションを発生させるためにブレードのレスポンスが良いこと、ゆっくりと引くために大きいブレードが付いていることです。
また、ディープレンジでのスローロールには圧倒的にタンデムウイローが浮き上がりにくく、レンジコントロールしやすいです。
おすすめスピナーベイト
ルアーウェイト5/8oz
約3mレンジをスローローリングするのに適しています。
O.S.P HIGH PITCHER 5/8oz. TW(タンデムウィロー)
O.S.P HIGH PITCHER MAX 5/8oz. TW(タンデムウィロー)
deps BCUSTOM 5/8oz. タンデムウィロー
ルアーウェイト3/4oz
約4mをスローローリングするのに適しています。
O.S.P TYPHOON 3/4oz. TW
O.S.P HIGH PITCHER MAX 3/4oz. TW
evergreen D-ZONE 3/4oz. タンデムウィロー
deps BCUSTOM 3/4oz. タンデムウィロー
まとめ
スピナーベイトのスローロールはディープレンジ攻略の有効なメソッドの一つです。
更に3/8,1/2oz.を用いることで、シャローの低活性バスの攻略にも有効です。
是非、マスターしてグッドフィッシュを釣り上げましょう!