今回は珍しく、ハッキリと「失敗だった」と言い切れるルアーのインプレッションをお届けします。
ターゲットは、フィッシュマグネットから出ている「オクトパス」。
名前の通り8本の足が生えた、いかにもタコといった不思議な造形のワームです。好奇心で手を出してみたものの、手元にあることすら恥ずかしくなるレベルの代物でした。
なぜそこまで酷評するのか、アングラーとしての率直な感想を書いていきます。
唯一評価できる点:キャストフィールと追従性

一応、良いところから触れておきます。実際に使ってみると結構な自重があり、キャスト自体はしやすく、ボトムでの扱いやすさは及第点です。 ロッドアクションに対するレスポンスはかなり従順で、細かくシェイクしてやると8本の足がビシバシと微振動します。ただ、ポジティブな要素は本当にこれだけです。
致命的なマテリアルの設定ミス
一番の問題は素材です。とにかく張りが強すぎる。 シェイクで足を振動させるためだとは思うのですが、このワームのサイズ感に対してこの硬さは異常です。いつもの大江川のようなシビアなフィールドで、バスがこれを違和感なく吸い込めるかと言われたら、ちょっと無理なんじゃないかと思います。正直、これで釣れる気は全くしません。
しかも、それだけ硬いにも関わらず、なぜか脆い。 素材の耐久性が低く、針持ちが最悪です。身切れも起こしやすく、仮に魚を掛けたとしても数匹釣れば壊れてしまうでしょう。おまけに匂いもキツくはないものの、個人的には全く好きになれない不快な臭いがします。
汎用性ゼロの絶望感
様々なリグへの流用性があるかというと、かなり疑問です。 例えば「足を1本1本もいで、極小ワームとして使えばいいのでは?」と考えるアングラーもいるかもしれません。しかし、先述の通り異常に張りが強いマテリアルのせいで、足単体にすると全くアクションしなくなります。 つまり、工夫の余地すら与えられておらず、ルアーとしての使い道が本当にありません。
価格設定が完全に狂っている
極めつけはその価格です。 なんと2個セットで1500円。この耐久性の無さ、アクションの単調さ、釣れる気のしなさを考慮すると、はっきり言って高すぎます。
総評
使い勝手自体は悪くないものの、ルアーとしての魅力は皆無で、正直あまり面白くないワームです。 仮に釣具屋のワゴンセールで投げ売りされていたとしても、絶対に買いたくありません。なんでこれを買ってしまったのか、激しく後悔しています。タックルボックスに入っているのも恥ずかしいレベルなので、はっきり言って不要です。
