ベイトフィネスリールにナイロンラインを巻くとスプールが潰れてしまう。。。
それって本当なの???
実際のところダイワとシマノのベイトフィネスリールを確認すると両社とも糸巻き量については、フロロ使用時の糸巻き量が記載されています。
確かに、ナイロンラインは吸水率は高いし伸びる。
水を含んだラインをそのままフィネスリールに巻きつけたら、ラインに吸水された水が蒸発して元の長さに戻り、スプールを締め付けて変形に至ってしまう。
しかし、上記の問題さえクリアになれば、ベイトフィネスタックルでナイロンラインを使用することができると思います。
但し、自己責任で。
ということで、今回はナイロンラインが吸水した状態でスプールへ巻きつけた時のスプールへの影響を簡単に検証してみました。
準備
今回準備したのは巻物では定番のシルバースレッド12ポンドのナイロンラインです。これを10m程水道水に浸します。
この状態で約50時間程放置しました。
この時間に論拠はありませんが、あえて拠り所とするならば2日間夜通し釣りをする人は恐らくいないとうところでしょうか。
充分に水に浸ったラインをアルミの空き缶に巻きつけます。巻きつけた位置は最も潰れやすい真ん中としました。
検証結果
上記のようにアルミ缶にラインを巻いた状態で約50時間程、雰囲気に曝露させました。
結果は、変形なしでした。また、本画像は検証後の画像ではありません。
というのも、アルミ缶には全く変化が見られなかったためです。
これにより、ユニチカ シルバースレッド 12lbを使用した場合に限り、ナイロンラインが収縮する際にスプールを締め付ける力はスプールを変形させる程の力は働かないといことがわかりました。
まとめ
今回は、一種類のラインのみでの検証を行ったので結果も限定的な結果としました。
今回の検証ではラインがスプールを締め付ける力の影響は軽微であることがわかりましたが、なんにせよ水を含んで伸びたナイロンラインは乾燥すれば縮みますし、スプールには締め付ける力は確実に働きます。
しかし、ベイトフィネスタックルでナイロンラインを使用できればスモールプラッギングでは大きなアドバンテージになることは間違いありません。
但し、ダイワやシマノなどのリールメーカーはナイロンラインの使用を推奨していないことを考えると、やはり最後は自己責任でご判断願います。としか言いようがありませんが。。。