メガバスからSR-X GRIFFON発売から18年、New グリフォンとしてフルモデルチェンジされた2代目グリフォンです。
初代グリフォンはピリピリしたハイピッチのウォブンロール、ストラクチャーに当てて生み出されるイレギュラーアクションが特徴で、日本のルアーフィッシングを牽引してきた存在と言っても過言ではありません。
ここでは初代と新しいグリフォンとの比較レビューをしてみました。
フォルムの比較
初代に比べ全長が短くなっていますが、全体的にはボリュームがアップしているように見えます。
体高も高くなっており、正面から見ると、ワンサイズ大きいルアーに見えます。
上からもやはり幅が広くなり、ボリューム大きくなっていることが分かります。
ウェイト位置の比較画像です。初代は前方にウェイトを固定していましたが、NEWグリフォンは中央にウェイトが固定されています。そしてウェイトの大きさも一回り大きくなったような気がします。
アクションの変化
初代のアクションはロール主体のハイピッチのロールウォブリングでしたが、Newグリフォンはワイドウォブリングとなりアクションが大きく変わっています。
フローティングスピードはややスローフローティングになっていました。そして、浮き上がる際はノタノタとウォブリングアクションが出ます。
ワイドウォブリングとなり水押しが強くなったように感じます。そのため、手元に伝わる感覚もしっかりと大きくなりました。
正統進化なのか?
Newグリフォンは、最近、釣れるとされているクランクベイトとは一線を画すアクションをします。もったりとしたワイドなウォブリング、ハイピッチとは到底及ばない緩めのロール。リーリングで回避ができなさそうなスローに設定された浮力。
私は、初代のアクションとは全く正反対の挙動を示したことに大きな衝撃を受けました。
正直に言ってしまえば、クランクベイトの珠玉を失ったと感じた程でした。
流行りに踊らされない それがMegaBass
そう言えば、このヨタヨタアクションは???
よくよく考えると、世界的に有名な名作クランクにもウォブリングの強いルアーがありました。
もし、このルアーにアクションを寄せているのであれば、納得できる点がいくつもあります。
なんてこった!流石グリフォン!
確かに昨今のクランクのアクションは似通ったモノばかりで飽和状態でした。この進化は流行りに乗らず新しい道を模索した結果だと思います。これは新しいクランクのスタンダードになる実力を十分に秘めていると勝手に解釈します。